ami*emi 人生が変わる演劇プロジェクト~オーディション結果発表!!〜
7/16、ミュージカルのオーディションが終わり、配役発表があった。
希望していた役ではなかったけれど、役を頂くことができた。感謝🙏
希望していた役は、組織を率いていたり、一途に人を思いやったり、憂いの中に華があるような印象で、自分に持っていないものを持っている存在だった。

自分は未熟ながらも、役を通して自分も成長できるよう、その役に挑戦しているつもりだった。
けれど頂いた役は、希望していたその役の部下だった。
頂いた部下の役からその上司を見ると、組織を率いているのにも関わらず、一途に人を思いやって組織運営に無頓着なのに、ついて行きたくなるような魅力を持った存在だった。
あれ?この部下の役の気持ちって、オーディションの時に自分が希望の役に魅力を感じた理由と同じじゃない?
それを見抜いて配役してくる演出部の方々って、凄すぎる・・・!
実はその部下の役は、台本を読んだ時、これだけは選ばないようにしよう、と思ったものだった。
過去20年間会社に勤めた中で、辞める前はCSRのようにやりたいことがあったけれど、社会情勢や会社の方向性から、携わることが来なかった。
自由に自分を表現したい!と思って会社を辞めさせて頂いたのに、役の中であっても部下を演じるのはイヤだ、と思っていたのだ。
けれど、オーディションの時、希望している役ではなく、この部下の役もシーンを指定されセリフを読むことがあった。
あれ?希望していた役は正直、うまくセリフを読めないところが多かったけれど、この役はまだ自然に話せている部分の方が多く感じる。

そして、配役発表の時、演出の萌恵さんから、普段の立ち居振る舞いで、周りをよく見ているところが、この役を通しても表現できるのではないか、と感じた、と言って頂いた。
聞いた瞬間は、周りをよく見ることは今までもやってきたことだから、そうではなく、突出することを学びたい!と思っていたから、またそれをやるのか・・・という考えが一瞬、頭をよぎった。
けれど、同時に、20年間やってきたことになぜ光を当てないのか?と問われているようにも感じた。
厄介だと感じる感情は、味わい尽くすことで、成仏するかのようになくなる。
周りをよく見る、ということに自分は価値を見出さなかったけれど、そこを脱するためにも、この役を味わい尽くすことが大切だというメッセージを頂くことができた。
そうすると、この舞台で、自分にはハヤテという役があることの大切さに気づいた。
今までの自分であれば、やるのならアンサンブルのように極力目立たずにいたいと思っていたと思う。
それは、表現したいと思う気持ちがある一方で、自分の存在を極力消したい、と感じていたから。
その自分が、役を求め、違うとはいえ役を頂けたことは、この世界に根っこを生やしていいんだよ、小さい木だとはいえここで育っていいんだよ、と肯定されたように感じた。

まるで、自分のハート(アナーハタ)から(マニプーラ、スワディシュターナ、ムーラダーラを通って)地球に向かって深くグラウンディングできたような感じ。
そして、深くグラウンディングできたタイミングで、ハートから(ヴィシュダ、アジュナ、サハスラーラと)上に向かっても枝や葉が急に伸びて、小さいながらも一本の木がしっかり立つことができたような感じ。
頂いた役をしっかり育てるとともに、20年間勤めた自分の気持ちもしっかり成仏させて行こうと思う。
